
メジャーリーグを代表するお金持ち球団の1つ、ニューヨーク・ヤンキース。
スター選手もよく移籍するヤンキースでの現在の年俸総額や選手の年俸ランキングをまとめました。
贅沢税の発生やその額についても紹介していきます。
ポイント
- ヤンキースの年俸総額は23年、24年ともにメジャー全体で2位!
- 2023年は贅沢税が3240万ドルも発生しましたー
- 2024年は贅沢税6000万ドルオーバーという試算
- チーム内の年俸ランキングはトップからジャッジ、コール、ファン・ソト!
- 尚、24年シーズンの結果はア・リーグ東地区優勝!
- 2025年も24年と同等か、それ以上のチーム総年俸額が予測されています。

このページで分かること
ニューヨーク・ヤンキースの年俸ランキング
以下、契約期間中の平均年俸で順位付けしております。
現在の年俸ランキングTOP5
- アーロン・ジャッジ:4000万ドル(60億円)
- ゲリット・コール:3600万ドル(54億円)
- マックス・フリード:2725万ドル(40.88億円)
- カルロス・ロドン:2700万ドル(40.50億円)
- コディ・ベリンジャー:2667万ドル(40.01億円)
※2024/12/19時点
※日本円は1ドル150円で計算

2025年最新:ヤンキースの年俸ランキング表
※2024/12/12時点
※年俸100万ドル未満の選手はランキング付けしていません
年俸 順位 |
選手名 | 2025年 年俸 契約金額÷契約年数 |
日本円換算 1ドル150円 |
FA年 |
1位 | アーロン・ジャッジ 9年3億6000万ドル ⇒ジャッジの年俸まとめ |
4,000万ドル | 60.00億円 | 2031年オフ |
2位 | ゲリット・コール 9年3億2400万ドル ⇒ゲリット・コールの年俸や成績 |
3,600万ドル | 54.00億円 | 2028年オフ |
3位 | マックス・フリード 8年2億1800万ドル |
2,725万ドル | 40.88億円 | 2032年オ2 |
4位 | カルロス・ロドン 6年1億6200万ドル ⇒カルロス・ロドンの年俸 |
2,700万ドル | 40.50億円 | 2028年オ8 |
5位 | コーディ・ベリンジャー 3年8000万ドル ※19年MVP |
2,667万ドル | 40.01億円 | 2026年オフ |
6位 | ジャンカルロ・スタントン ※2017年MVP ⇒スタントンの年俸や成績 |
2,500万ドル | 37.50億円 | 2028年オフ |
7位 | マーカス・ストローマン | 1,850万ドル | 27.75億円 | 2026年オフ |
8位 | DJ ルメイユ | 1,500万ドル | 22.50億円 | 2026年オフ |
9位 | ポール・ゴールドシュミット | 1,250万ドル | 18.75億円 | 2025年オフ |
10位 | デビン・ウィリアムズ | 840万ドル | 12.60億円 | 2025年オフ |
11位 | ジャズ・チザム | 677万ドル | 10.16億円 | 2026年オフ |
12位 | クラーク・シュミット | 510万ドル | 7.65億円 | 2027年オフ |
13位 | トレント・グリシャム | 500万ドル | 7.50億円 | 2025年オフ |
14位 | ホセ・トレビノ | 362万ドル | 5.43億円 | 2025年オフ |
15位 | ルーク・ウィーバー | 250万ドル | 3.75億円 | 2025年オフ |
16位 | マーク・ライター・ジュニア | 240万ドル | 3.60億円 | 2026年オフ |
17位 | JT ブルベーカー | 182万ドル | 2.73億円 | 2025年オフ |
年俸100万ドル未満の選手
- スコット・エフロス
- コーディ・ポティート
- オズワルド・ペラザ
- イアン・ハミルトン
- エバーソン・ペレイラ
- ジョルビット・ビバス
- ヘスス・ロドリゲス
- アンソニー・ボルペ
- ジャソン・ドミンゲス
- ルイス・ギル
- オースティン・ウェルズ
- クレイトン・ビーター
- ヨエンドリス・ゴメス
- ジェイク・カズンズ
- ウィル・ウォーレン
- ベン・ライス
- カレブ・ダービン
- イェリー・デ・ロス・サントス
- オスワルド・カブレラ
- JCエスカラ
- カルロス・ナルバエス
2024年オフにFAとなった主な選手たち
税額税に重要なAAV
ヤンキースの場合はさほど関係ありませんが、平均年俸とAAVに乖離が生まれる場合があります。
AAVというのは贅沢税を計算する上での現在価値に直した年俸のこと。
大谷翔平選手のように契約金額の多くを後払いにすると現在価値は減少し、贅沢税の緩和に繋がります。
単純に「契約金額÷契約年数」で求めた金額で贅沢税を計算するわけではないので、知識としてちょっと知っておくとMLBを深く楽しめると思います!
参考:メジャーリーグ 贅沢税の仕組み!大谷翔平のドジャースは後払い恩恵あり?

ヤンキースの年俸トップ!アーロン・ジャッジ!
- 国籍:アメリカ合衆国
- 誕生日/年齢:1992年4月26日(24年に32歳)
- ポジション:外野(ライトがメイン)
- 平均年俸:4000万ドル
※2023年~9年3億6000万ドル
⇒ジャッジの年俸と推移まとめ
ヤンキースと言えばやっぱり、、、2022年ホームラン記録を更新して契約延長したジャッジ選手ですよね!
大学生の時の2013年MLBドラフト1巡目追補(全体32位)でヤンキースと契約。
2016年メジャーデビューし、初打席でホームランというスター性が凄いです。
2017年にはホームラン王で満票での新人王受賞(52HR、OPS1.049)、2022年にはア・リーグMVPとなり9年3億6000万ドルという超大型契約。
これで一気にヤンキースの年俸トップになりました。
怪我さえなければ毎年ア・リーグのHR王になるのでは?というレベルの選手ですよね!
アーロン・ジャッジ選手はヤンキースと9年3億6000万ドル(約493億円)で契約合意、との報道。年俸平均で4000万ドル(約54億7000万円)は野手史上最高額です。 https://t.co/uwUPYtRrqb
— 山田結軌⚾️サンスポMLB記者🇺🇸野球大好き😍 (@YamadaSANSPO) December 7, 2022

参考:大谷翔平の年俸推移!時給116万円でトラウト、メッシ超え
ゲリット・コール:投手の史上最高年俸!
【 #ヤンキース 】 #サイ・ヤング賞 ファイナリスト、最注目投手は勝率.789でア・リーグを圧倒したゲリット・コール!💪
15勝4敗、209投球回、防御率2.63という数字はリーグトップです!
2000奪三振も達成した今年こそ悲願のサイ・ヤング賞受賞に期待です!🗽 pic.twitter.com/16FbTv96cA— MLB Japan (@MLBJapan) November 14, 2023
- 国籍:アメリカ合衆国
- 誕生日/年齢:1990年9月8日(24年に34歳)
- ポジション:先発ピッチャー
- 平均年俸:3600万ドル
※2020年~9年3億2400万ドル
※但し24年オフ以降にコールは契約破棄可能。その場合は球団が1年延長する形で契約破棄を無効可できる。
- サイ・ヤング賞(2023年)
- オールMLBチーム・ファースト(2019年、2021年、2023年)セカンド(2020年)
高校時にヤンキースからドラフト1位指名を蹴って、2011年大学時にパイレーツからの1位指名で契約しています。
その後メジャーデビューして即10勝、3年目には何と19勝で防御率2.60という成績…すごすぎます笑
2018年にトレードでアストロズに移籍し、ここで防御率のキャリアハイ2.50をマーク。
そして2019年12月にヤンキースと年総額3億2400万ドルで契約合意(MLB投手史上最高額)!
この時点で平均年俸3600万ドルはMLB史上最高額にもなっていました。
ヤンキース内でも年俸ランキング1位。
※2023年オフに山本由伸投手がドジャースと12年総額3億2500ドルで契約し、投手の歴代1位は抜かれました(^_^;) ➔山本由伸の年俸推移など
最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振などのタイトルを持っていますし、2023年には初のサイ・ヤング勝。
ヤンキースを代表するスーパー投手、ですよね。
年俸上位のカルロス・ロドン。1年目から大誤算…不良債権?
- 国籍:アメリカ合衆国
- 誕生日/年齢:1992年12月10日(24年に32歳)
- ポジション:先発ピッチャー
- 平均年俸:2700万ドル
※2023年~6年1億6200万ドル
2014年、ホワイトソックスからドラフト1巡目指名。
2015年にメジャーデビューするとすぐに9勝を上げる逸材でした。防御率は3.75。
その後トミー・ジョン手術を受けてノーヒットノーランも達成。
防御率2.37、WHIP0.96をキャリアハイの数字を残します。
そしてジャイアンツと2年契約を経て、ヤンキースと2023年から6年総額1億6200万ドルの契約!
年俸2700万ドルです!
しかも背番号は松井秀喜と同じ55に。
コールに次ぐ高額年俸となりましたが、何とここで大コケ…
3勝8敗、ERA6.85という年俸に見合わない成績になっております…。
※ジャイアンツ最終年の成績は【31試合先発、14勝&237奪三振、防御率2.88】
実はホームラン王2回、MVPのスタントン
- 国籍:アメリカ合衆国
- 誕生日/年齢:1989年11月8日(34歳)
- ポジション:外野&DH
- 平均年俸:2,500万ドル
※2015年~13年3億2,500万ドル
⇒スタントンの年俸と推移まとめ
マリナーズ時代に2回のホームラン王、そしてリーグMVPを獲得しているスタントン。
13年契約の途中で(2017年オフのトレードで)ヤンキースにトレードできました。
最近だと打率もOPSも年俸の割にはいまいちな感じで不良債権なんて言われ方もしていますが、昔はすごかったです。
2023年なんて【打率.191、OPS.695】でしたからね。
キャリア晩年なので、割高年俸にも感じちゃいます。
それでもオールスターやプレーオフで大爆発してMVP級の活躍をすることもあり、けっこう戦力にはなっています。
2024、23、22年のヤンキース選手の年俸ランキング
年俸1,000万ドルを超える選手のランキングです。
また年俸に関しては、契約期間中の平均年俸となっております。
順位 | 2024年 | 2023年 | 2022年 |
1位 | アーロン・ジャッジ 4000万ドル |
アーロン・ジャッジ 4000万ドル |
ゲリット・コール 3600万ドル |
2位 | ゲリット・コール 3600万ドル |
ゲリット・コール 3600万ドル |
ジョシュ・ドナルドソン 2300万ドル ➔ブルワーズへ |
3位 | フアン・ソト 3100万ドル ➔メッツへ |
カルロス・ロドン 2700万ドル |
ジャンカルロ・スタントン 2500万ドル |
4位 | カルロス・ロドン 2700万ドル |
ジャンカルロ・スタントン 2500万ドル |
アーロン・ジャッジ 1900万ドル |
5位 | ジャンカルロ・スタントン 2500万ドル |
アンソニー・リゾ 2000万ドル |
アロルディス・チャップマン 1600万ドル ➔ロイヤルズへ |
6位 | アンソニー・リゾ 2000万ドル |
DJ・ルメイユ 1500万ドル |
アンソニー・リゾ 1600万ドル |
7位 | マーカス・ストローマン 1850万ドル |
ルイス・セベリーノ 1000万ドル |
DJ・ルメイユ 1500万ドル |
8位 | DJ ルメイユ 1500万ドル |
- | ザック・ブリットン 1400万ドル ➔引退 |
9位 | グレイバー・トーレス 1420万ドル |
- | ルイス・セベリーノ 1000万ドル |
アーロン・ヒックス ➔オリオールズへ 1000万ドル |
NYY過去5年間のチーム年俸総額と贅沢税まとめ
西暦 | 贅沢税対象となる 支払い年俸総額 |
贅沢税 | NYY総年俸は MLBで何位? |
シーズン結果 ※ア・リーグ東地区 |
プレーオフ |
2024年 | 3億1619万ドル | 6251万ドル | 3位 | 優勝 | ワールドシリーズで ドジャースに敗退 |
2023年 | 2億9633万ドル | 3240万ドル | 2位 | 4位 | 地区優勝決定シリーズ にて敗退 |
2022年 | 2億6775万ドル | 968万ドル | 3位 | 優勝 | 初戦で負け |
2021年 | 2億841万ドル | - | 4位 | 2位 | 地区優勝決定シリーズ にて敗退 |
2020年 | 2億3982万ドル | - | 1位 | 2位 | 地区優勝決定シリーズ にて敗退 |
2019年 | 2億3457万ドル | 674万ドル | 3位 | 優勝 | 地区優勝決定シリーズ にて敗退 |
ご覧のようにヤンキースではほぼ毎年のように贅沢税が発生してします。
それだけお金がある、ということ。
またメジャー全体で見てもチーム総年俸は常に5位以内にはランクインしている感じです。
地区優勝も定期的にしていますし、しっかりお金をかけて結果も出すという球団イメージが強いですね!
過去の順位を見ても優勝か2位が多く、プレーオフ常連の球団です。
※地区優勝しなくても勝率が高ければ2位や3位でもプレーオフ進出は可能ですよ。詳しくは「プレーオフの仕組み」ページを参照ください。
2024年の贅沢税は?6251万ドルで全体3位
結論から言えばヤンキースの2024年シーズンの贅沢税はけっこう発生します。
新加入のファンソトやストローマンなどの年俸を入れたチーム総年俸(贅沢税の対象となる支払い)が3億1619万ドルほど。
2024年の贅沢税閾値が2億3700万ドルですから大きく超えています。
これを贅沢税の計算方法に当てはめると、第1、2、3、4の閾値までオーバーしているので6251万ドルの課税となります。
ヤンキースにとって過去一番の贅沢税となりました!
※ちなみに1位はドジャース、2位はメッツです