「ドジャース・大谷翔平」が誕生し、その莫大な契約金額に注目が集まっています!
スポーツ選手としては世界最高の契約金額、年俸換算となり、本当にもうとんでもない数字(^_^;)
というわけで、現在の年俸とここまでの推移を追っていきましょう!
ポイント
- 大谷選手がドジャースと結んだ契約は10年7億ドル!(約1015億円)
- 単純に10年で割ると年俸7,000万ドル(101億円)
- これはMLB史上最も高額
- 但し後払いでの受け取りとなっており、20年で全額もらう契約内容
-なので単純に年俸7,000万ドルと言えるかは微妙 - 年俸7,000万ドルで計算するなら、日給2778万円、時給115万円
- 大谷さんの年俸の推移としては、日ハム時代1,500万円スタートでラストイヤーが2億7,000万円
- エンゼルス3年目までは年俸1億円にも未たず
- MVPに輝いた2021年でさえ、年俸3億円ちょっと
- 2度目のMVPの2023年は3000万ドル(約43億円)の年俸
- 成績の割には超低空飛行な年俸推移だったけど、ドジャースとの契約で大爆発!
このページで分かること
ドジャース・大谷翔平の契約金額、現在の年俸
日本時間2023年12月10(日)に発表された大谷翔平選手のドジャースへの移籍。
※現地時間だと12/9
大谷翔平さんの契約金額はずばり、10年7億ドル、日本円にして約1,015億円となります!
これは1ドル145円として計算されています。
そして年俸ですが、10年契約なので単純に10で割って年俸101億5,000万円ということになりますね。
大谷翔平の7000万ドル(1,015億円)はメジャー最高額
契約金額、そして平均年俸に換算した場合でも、大谷翔平選手の額はメジャー最高金額となります。
これは過去を振り返ってみても圧倒的な、ダントツの数字です!
以下、メジャーリーガーの契約金額ベスト10の表を作ったので見てみてください♪
※CM、スポンサー料等は含まずにこの額ですからね😅
ベスト10 | 契約金額 | 平均年俸換算 | 年俸の日本円換算 ※1ドル145円の場合 |
🦄大谷翔平 ※ドジャース |
10年 7億ドル | 7,000万ドル | 101億5,000万円 |
マイク・トラウト ※エンゼルス |
12年 4.26億ドル | 3,550万ドル | 51億4,750万円 |
ムーキー・ベッツ ※ドジャース |
12年 3.65億ドル | 3,042万ドル | 44億1,042万円 |
アーロン・ジャッジ ※ヤンキース |
9年 3.60億ドル | 4000万ドル | 58億円 |
マニー・マチャド ※パドレス |
11年 3.50億ドル | 3,182万ドル | 46億1,364万円 |
フランシスコ・リンドーア ※ヤンキース |
10年 3.41億ドル | 3,410万ドル | 49億4500万円 |
フェルナンド・タティスJr. ※パドレス |
14年 3.40億ドル | 2,429万ドル | 35億2200万円 |
プライス・ハーパー ※フィリーズ |
13年 3.30億ドル | 2,538万ドル | 36億8000万円 |
ジャンカルロ・スタントン ※ヤンキース |
13年 3.21億ドル | 2,469万ドル | 35億8000万円 |
コーリー・シーガー ※レンジャーズ |
10年 3.25億ドル | 3,250万ドル | 47億1300万円 |
※契約金額が同じでも、契約年数が短いほうが平均年俸額はアップします。つまり1年あたり価値がより高いということです。
平均年俸ベースでのMLBトップ10
- 大谷翔平:7,000万ドル
- マックス・シャーザー:4,333万ドル
- ジャスティン・バーランダー:4,333万ドル
- アーロン・ジャッジ:4,000万ドル
- ジェイコブ・デグロム:3,700万ドル
- ゲリット・コール:3,600万ドル
- マイク・トラウト:3,550万ドル
- カルロス・コレア:3,510万ドル
- ストラスバーグ:3,500万ドル
- アンソニー・レンドン:3,500万ドル
※上記年俸は契約金額を契約年数で割ったものです。後払いによる現在価値の減少は考慮に入れておりません。
こうやって見ると圧倒的にピッチャーが目立ちますね!
特に先発投手は貴重ですし、短めの年数で契約金額がっつり!というパターンが多いです。
日本人メジャーリーガーの契約金額ランキング
- 大谷翔平(ドジャース):10年 7億ドル
- 田中将大(ヤンキース):7年 1億5,500万ドル
- ダルビッシュ有(カブス):6年 1億2,600万ドル
- ダルビッシュ有(パドレス):6年 1億800万ドル
- イチロー(マリナーズ):5年 9,000万ドル
- 吉田正尚(レッドソックス):5年 9,000万ドル
っていうか、スポーツ全体で見てもNO1の契約金額なんです
スポーツの世界での契約金額ですが、実はメジャーの1位大谷さんと2位トラウトの間には、他のスポーツ選手4人がいます。
それも気になると思うのでご紹介しておきますね!
大谷さん以下4名の選手 | 契約金額 | 年俸換算 | 年俸の日本円換算 ※1ドル145円の場合 |
🦄大谷翔平 | 10年 7億ドル | 7,000万ドル | 101億5,000万円 |
リオネル・メッシ ※サッカー選手 |
4年 6.74億ドル | 9,629万ドル | 141億7,000万円 |
クリスティアーノ・ロナウド ※サッカー選手 |
7年 5.37億ドル | 7,671万ドル | 111億2,000万円 |
パトリック・マホームズ ※アメフト選手 |
10年 4.5億ドル | 4,500万ドル | 65億2,500万円 |
カリム・ベンゼマ ※サッカー選手 |
2年 4.36億ドル | 2.18億ドル | 316億 |
というわけで、年俸換算した場合はメッシやロナウドのほうがちょっと高いです。
またメッシなどはユーロでの契約ですし、やや誤差がある点もご了承ください(^_^;)
そしてベンゼマ選手(アル・イテハド)の年俸換算がエグすぎ、、、2年でこの契約金額ですからね。さすがサウジアラビア!
とにかく大谷さんのドジャースとの契約は北米スポーツ界では(契約金額、年俸換算共に)トップになったわけです。
大谷さんは繰り延べ、後払いで報酬を受け取る契約
これも有名な話ではありますが、大谷選手はかなり長期に渡って契約金額を受けとることになっています。
つまり10年で割って計算した年俸101億円をそのままもらうわけで無いのです。
20年とか25年とかそれくらいかも知れません。
これはドジャースの贅沢税対象の年俸総額(CBT ペイロール)の負担を軽くし、大谷さんがいても適切な補強ができるようにという大谷選手サイドからの提案だったとか!
参考:メジャーリーグ 贅沢税の仕組み!大谷翔平のドジャースは後払い恩恵あり?
MLBの後払い、メッツがボニーヤに2035年まで払い続けるのは有名な話ですけど、レッズのグリフィーJr.(2024年まで)、レッドソックスのマニー・ラミレス(2026年まで)、ナショナルズのシャーザー(2028年まで)、オリオールズのクリス・デービス(2037年まで)などなど、調べると他にもたくさん出てきますね。
— 村田洋輔 (@y_MuLB) December 12, 2023
ちなみにドジャースの同僚のムーキー・ベッツも一部は後払いになっていますよ。
2032年の契約満了後、12年間に渡って1億1500万ドル(167億円くらい)を受け取る契約になっていますから。
※ベッツの場合は「12年 3.65億ドル」の契約です。
7億ドルは20年払い!受け取る年俸の推移表
その後分かったこととして、契約金額7億ドル(1015億円)は20年間で支払われるそうです!
- 最初の10年間:200万ドル/年(2億9000万円)
- その後の10年間:6800万ドル/年(9億8600万円)
※1ドル145円で計算
つまり現役でいるうちの年俸はたったの2億9000万円!
少なっ!
※但しフィールド外での収入が多い大谷さんだからこそできる方法
でもそのあとは野球しなくても毎年10億円くらいの年俸。
契約金額が莫大が故の特殊なお金のもらい方、ですね(^o^)
契約年数 | 西暦 | 年齢 7/5生まれ |
年俸 |
1年目 | 2024年 | 30歳 | 200万ドル |
2年目 | 2025年 | 31歳 | 200万ドル |
3年目 | 2026年 | 32歳 | 200万ドル |
4年目 | 2027年 | 33歳 | 200万ドル |
5年目 | 2028年 | 34歳 | 200万ドル |
6年目 | 2029年 | 35歳 | 200万ドル |
7年目 | 2030年 | 36歳 | 200万ドル |
8年目 | 2031年 | 37歳 | 200万ドル |
9年目 | 2032年 | 38歳 | 200万ドル |
10年目 | 2033年 | 39歳 | 200万ドル |
ここでドジャースとの選手契約は終了 | |||
11年目 | 2034年 | 40歳 | 6,800万ドル |
12年目 | 2035年 | 41歳 | 6,800万ドル |
13年目 | 2036年 | 42歳 | 6,800万ドル |
14年目 | 2037年 | 43歳 | 6,800万ドル |
15年目 | 2038年 | 44歳 | 6,800万ドル |
16年目 | 2039年 | 45歳 | 6,800万ドル |
17年目 | 2040年 | 46歳 | 6,800万ドル |
18年目 | 2041年 | 47歳 | 6,800万ドル |
19年目 | 2042年 | 48歳 | 6,800万ドル |
20年目 | 2043年 | 49歳 | 6,800万ドル |
尚メジャーリーグの労使協定上、後払いの割合については制限なしなのでルール違反でもなんでもありません。
参考:大谷翔平、仰天の来季年俸2.9億円 10年1020億円でも994億円が後払い…異例契約の詳細
オプト・アウト(契約破棄)はあるけど特殊
最初はオプトアウトなし!と報道されていましたが、実はあることが判明しました。
ただちょっと特殊で、以下の場合に契約破棄ができる契約だそうです。
✅オーナーのマーク・ウォルターかアンドリュー・フリードマン編成本部長がドジャースを離れた場合にそのシーズンにオプトアウト出来る
入団前の面談で、この二人のチーム作りの方針に共感し契約したはず。
もしオーナーや編成本部長が変わって方針も違うものになってしまったら、というのを懸念しているんでしょうね。
いわゆるキーマン条項(重要人物条項)で、MLBでもたまーーに見聞きするレベルかなと。
ゲスいけど大谷翔平の時給や日給、週給を計算!
すでにいろんなところで言われているハナシではあるのですが、大谷さんの契約金額から時給や日給、週給に換算した数字を計算してみましょう。
やってることがゲスいですが笑
※契約金額を10年1015億円とするか1014億円とするか、ですが、今回は1014億円で計算。
- 年俸:101億円4000万円
- 1試合あたり(お休みしても):6259万円
- 月給:8億4500万円
- 週給:1億9446万円
- 日給:2778万円
- 時給:115万円
大谷は1秒でいくら稼いでいる?
大谷さんは時給115万円というところまで出しました。
更にゲスい発想ですが、分給と秒給にまで落とし込んでみましょう(^_^;)
- 分給:1万9100円
- 秒給:319円
いやいや、1分で約2万円はエグい…。
更に1秒で自動的に319円を稼いでいるのもありえない話ですよ。
大谷さんの契約金額、年俸から計算する税金。手取り少なっ!
大谷さん、10年間で1015億円なんでとんでもない金持ちやん!
って思ったあなた…
税金を引かれての手取りを計算するとちょっとかわいそうになりますよ。
どういうお金の受け取り方とするか?にもよるのですが、なんと1015億円の約53.75%が税金になるという計算があるそうです。
1年で55億円なので、年俸101億円でも手取りは46億円ほどかなーと。
それでも十分な額なんですが、やっぱり税金えげつない!
大谷翔平の10年総額7億ドル(約1015億円)の税金は...1年で約55億円
税金対策に精通するパイオラ氏が約53.75%が税金になるとの見解を示した。
・連邦政府の税金 37%
・カリフォルニア州の州税 13.3%
・公的医療保険メディケア 2.35%
・州の傷害保険 1.1%… pic.twitter.com/WgLGVfwDpT— 大谷翔平 速報⚾️ShoTime News (@ShoTime_News) December 10, 2023
日ハム、LAA、LAD!大谷翔平のこれまでの年俸と推移
では史上最高金額での契約に至るまでの、大谷翔平選手の契約金額・年俸を見ていきましょう。
花巻東高校から日ハムというスタートからのサクセスストーリー、本当にすごいです!
日本ハムファイターズ時代
- 2013年:1,500万円
※契約金1億円+出来高5,000万円 - 2014年 3,000万円
- 2015年 1億円
- 2016年 2億円
- 2017年 2億7,000万円
エンゼルス時代
- 2018年 54万5000ドル(約6100万円)
- 2019年 65万5000ドル(約7860万円)
- 2020年 70万ドル(約7,700万円)
※コロナの影響でここから37%に減額 - 2021年 300万ドル(約3億1000万円) ※2年850万ドルの契約
- 2022年 550万ドル(約5億7000万円)
- 2023年 3000万ドル(約43億円)
ドジャース時代
- 2024年 7,000,000万ドル(約101億円) ※10年7億ドルの契約
- ※10年契約ですがお金の受け取りは20年に渡って、となります。
エンゼルスでのメジャー1年目の契約が異常に安いのは、この前にあった新労使協定の影響ですね。
25歳未満の海外FA選手は「国際アマチュア選手」となり、マイナー契約からスタートで且つ年俸の上限も54万5000ドルがマックスでした。
日ハムから2億円も年俸を下げてのメジャー挑戦。
そして4年目での二刀流成功、ア・リーグMVP。
ただこの時点でも年俸は低いままの契約、、、
ですが二刀流を3年間継続し、2024年に一気にメジャーNO1の契約へと繋がっていきました。
補足
プロ野球での年俸の上がり方、またメジャー挑戦時の契約金の多さという意味では一番すごいのは山本由伸投手ですね(^_^;)
余裕で田中マー君超え…
これからメジャーで無双するであろう山本投手の年俸推移も興味深いものがありますよ。