ナ・リーグ東地区の強豪でスター選手も多いフィアデルフィア・フィリーズ。
大谷選手の同僚だったマーシュが移籍したチームということでも有名ですね。
そんなフィリーズのチーム内年俸ランキングと選手の一覧、また総年俸などをまとめておきましたよ。
贅沢税の支払いもわかりますので参考にしていってください!
ポイント
- フィリーズの24年チーム総年俸はMLB全体で5位でした!
- 24シーズンは地区優勝!プレイオフではメッツに初戦敗退…
- チーム内の年俸ランキングとしては、順にザック・ウィーラー、トレイ・ターナー、ブライス・ハーパー!
- 年俸2000万ドルプレイヤーが6人もいます!
- 24年は3年連続となる贅沢税の発生も確定
- 2025年から3年間は、ザック・ウィーラーが平均年俸4200万ドルとなりチーム内1位になります
このページで分かること
フィリーズの選手年俸ランキングまとめ!
※2025年シーズンにおける契約での平均年俸です
- ザック・ウィーラー:4,200万ドル
- トレイ・ターナー:2,727万ドル
- ブライス・ハーパー:2,538万ドル
- アーロン・ノラ:2,457万ドル
- JT リアルミュート:2,310万ドル
2025年 全選手年俸ランキング一覧(日本円換算あり)
※2024/12/12更新
年俸 順位 |
選手名 | 2025年 年俸 契約金額÷契約年数 |
日本円換算 1ドル150円 |
FA年 |
1位 | ザック・ウィーラー 3年1億2600万ドル |
4,200万ドル | 63.00億円 | 2027年オフ |
2位 | トレイ・ターナー 11年3億ドル |
2,727万ドル | 40.91億円 | 2033年オフ |
3位 | ブライス・ハーパー 13年3億3000万ドル ※15年、21年MVP |
2,538万ドル | 38.07億円 | 2031年オフ |
4位 | アーロン・ノラ 7年1億7200万ドル |
2,457万ドル | 36.86億円 | 2030年オフ |
5位 | JT リアルミュート 5年1億1550万ドル |
2,310万ドル | 34.65億円 | 2025年オフ |
6位 | ニック・カステリャノス | 2,000万ドル | 30.00億円 | 2026年オフ |
7位 | カイル・シュワーバー | 1,975万ドル | 29.63億円 | 2025年オフ |
8位 | タイファン・ウォーカー | 1,800万ドル | 27.00億円 | 2026年オフ |
9位 | レンジャー・スアレス | 1,130万ドル | 16.95億円 | 2025年オフ |
10位 | ホセ・アルバラド | 733万ドル | 11.00億円 | 2026年オフ |
11位 | ジョーダン・ロマーノ | 850万ドル | 12.75億円 | 2025年オフ |
12位 | アレック・ボーム | 810万ドル | 12.15億円 | 2026年オフ |
13位 | マット・ストラーム | 750万ドル | 11.25億円 | 2026年オフ |
14位 | ブランドン・マーシュ | 340万ドル | 5.10億円 | 2027年オフ |
15位 | エドムンド・ソサ | 338万ドル | 5.07億円 | 2026年オフ |
16位 | ブライソン・ストット | 287万ドル | 4.31億円 | 2027年オフ |
17位 | クリストファー・サンチェス | 563万ドル | 8.44億円 | 2030年オフ |
18位 | ホセ・ルイス | 123万ドル | 1.84億円 | 2026年オフ |
圏外 | ギャレット・スタッブス | 93万ドル | 1.39億円 | 2026年オフ |
マイケル・メルカド | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
バディ・ケネディ | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
マックス・ラザール | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
コディ・クレメンス | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
カル・スティーブンソン | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
カイル・タイラー | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
タイラー・ギルバート | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
セス・ジョンソン | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
タイラー・フィリップス | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
ミック・エイベル | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
ラファエル・マルチャン | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
タナー・バンクス | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
デヴィン・スウィート | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
ウェストン・ウィルソン | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
アラン・ランゲル | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
ヨハン・ロハス | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
ホセ・クアス | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
オリオン・ケルケリング | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
モイセス・チェイス | 80万ドル | 1.20億円 | ー | |
ジャン・カブレラ | 80万ドル | 1.20億円 | ー |
現状、フィリーズには契約年数を越えての後払いにしている選手はいませんでした。
高額年俸だとこれで贅沢税上の年俸(AAV)を低くできるので節税効果が出る場合もあります。
とりあえずはみなさん、契約年数で全額受け取る形になっている見たいですね。
※これをやっているのがドジャースの大谷翔平選手、と一部の選手だけ。
参考:メジャーリーグ 贅沢税の仕組み!大谷翔平のドジャースは後払い恩恵あり?
24年オフにFAを迎えた選手たち
選手名 年齢・ポジション |
2024年の年俸 (平均年俸) |
残留オプションや FA後のチーム、年俸など |
カルロス・エステベス 32歳・投手 |
675万ドル | 未定 |
ジェフ・ホフマン 32歳・投手 |
220万ドル | ⇒ブルージェイズと契約 3年3300万ドルで契約 ※別途、出来高あり |
スペンサー・ターンブル 32歳・投手 |
200万ドル | 未定 |
25年から年俸1位!ザック・ウィーラー(4200万ドル)
2024年時点での契約だと平均年俸2360万ドルでしたが、2025年からの3年契約延長がされました。
内容は3年で1億2600万ドルとなり、年俸は何と4200万ドル!
フィリーズ内でも一気に年俸1位になりますし、他球団と比較してもこれはかなりの高額年俸です!
毎年防御率2点台、3点台を安定してキープし、21年には最多奪三振を記録。
24年は32先発して防御率2.57となり、ナ・リーグのサイ・ヤング賞での投票で2位になっています。
※この時の1位はプレーブスのクリス・セール
平均年俸2位はトレイ・ターナー!
- フィリーズと2023年~11年3億ドルの契約
- 11年間の平均年俸:2727万ドル
- 1993年6月30日生まれ(23年オフの時点で30歳)
- ポジション:ショート
2014年のMLBドラフト1巡目指名でパドレスと契約。
ですが15年にナショナルズへトレードされます。
2016年には打率.342、OPS.937で新人王得票2位(1位はコーリー・シーガー)。
その後は盗塁王(43個)になったり、打率3割超えを連発。
2021年7月にトレードでドジャースに来て、21年悲願の首位打者(.328)&最多安打(195本)&盗塁王(32)に輝きました!
2022年には初のシルバースラッガー賞(ショート)とオールMLBチーム・ファーストチームにも選出。
誰もが認めるスーパースターとなり、23年フィリーズ最高年俸となる11年総額3億ドルで契約となっています。
契約金額1位、年俸3位のブライス・ハーパー
- フィリーズと2019年~13年3億3000万ドルの契約
- 13年間の平均年俸:2539万ドル
- 1992年10月16日(23年オフの時点で31歳)
- ポジション:外野、ファースト、DH
新人王、そしてリーグMVPを2回も獲った、知らない人はいないほどのメジャーリーガーですね!
ハーパーは2010年のMLBドラフト1巡目(全体1位)でナショナルズと契約。
メジャーデビューした2012年から2018年までナショナルズで大活躍しました。
中でもホームラン王になった2015年はHR42本、打率.330、OPS1.109という成績、、、怪物ですね笑
フィリーズとは2019年、当時のFA史上最高額である13年3億3000万ドルで契約合意。
これで現役期間の平均年俸は2539万ドルに。
相変わらず毎年OPSで.900~1.000をコンスタントにマークしている強打者です。
直近のタイトルで言えば、2024年はオールMLBでセカンドチーム入りしています。
※2021年はファーストチームでした。
また同じフィリーズからは投手のザック・ウィーラーがファーストチームに入っていましたね!
参考:オールMLB ファーストチーム、セカンドチーム選手一覧表
★2024、23、22年の高額年俸選手ランキング
※以下、平均年俸1,000万ドル以上の選手たちです
年俸 順位 |
2024年 | 2023年 | 2022年 |
1位 | トレイ・ターナー 2727万ドル |
トレイ・ターナー 2727万ドル |
ブライス・ハーパー 2539万ドル |
2位 | ブライス・ハーパー 2539万ドル |
ブライス・ハーパー 2539万ドル |
ザック・ウィーラー 2360万ドル |
3位 | アーロン・ノラ 2457万ドル |
ザック・ウィーラー 2360万ドル |
J.T.リアルミュート 2310万ドル |
4位 | ザック・ウィーラー 2360万ドル |
J.T.リアルミュート 2310万ドル |
ノア・シンダーガード 2100万円 ➔ドジャースへ |
5位 | J.T.リアルミュート 2310万ドル |
ニック・カステヤノス 2000万ドル |
ニック・カステヤノス 2000万ドル |
6位 | ニック・カステヤノス 2000万ドル |
カイル・シュワーバー 1975万ドル |
カイル・シュワーバー 1975万ドル |
7位 | カイル・シュワーバー 1975万ドル |
タイフアン・ウォーカー 1800万ドル |
ジャン・セグラ 1400万ドル ➔マーリンズへ |
8位 | タイフアン・ウォーカー 1800万ドル |
リス・ホスキンス 1200万ドル ➔ブリュワーズへ |
アーロン・ノラ 1125万ドル |
9位 | ー | アーロン・ノラ 1125万ドル |
コーリー・クネイブル 1000万ドル ➔引退 |
10位 | ー | クレイグ・キンブレル 1000万ドル ➔オリオールズへ |
ー |
過去5年:フィリーズの年俸総額と贅沢税、順位を紹介
西暦 | 贅沢税対象となる チーム年俸総額 |
贅沢税 | MLB全球団 チーム年俸総額 ランキング |
シーズン結果 ※ナ・東地区 |
プレーオフ |
2024年 | 2億6242万ドル | 1336万ドル | 5位 | 優勝 | 初戦敗退 |
2023年 | 2億5533万ドル | 698万ドル | 6位 | 2位 | リーグ優勝 決定シリーズ敗退 |
2022年 | 2億4441万ドル | 288万ドル | 4位 | 2位 | ワールドシリーズ 敗退 |
2021年 | 2億937万ドル | - | 3位 | 2位 | - |
2020年 | 2億732万ドル | - | 4位 | 3位 | - |
2019年 | 1億9211万ドル | - | 8位 | 4位 | - |
フィリーズの年俸総額としては常に10位以内、近年は5位前後、です。
ちょうど贅沢税が発生するかどうか、というラインですよね。
ここ3年は地区2位、そして優勝もでき、高勝率でプレーオフにも進出するだけの力を付けています。
同地区には最強ブレーブスがいるので毎回優勝は厳しいながらも、ワイルドカード枠をゲットできているのが素晴らしいですよね!
尚フィリーズは2007-2011年まで地区5連覇をしており、2008年にはワールドチャンピオンにもなっています。
その後10年間は低迷、プレーオフにも行けずでしたが、ここまで回復。
必然的に年俸総額も上がってきました。
24年ナ・東地区の順位結果
- フィリーズ:95勝67敗
- ブレーブス:89勝73敗
- メッツ:89勝73敗
- ナショナルズ:71勝91敗
- マーリンズ:62勝100敗
同じ地区には超絶金持ち球団のメッツもいますよね。
毎年莫大なお金をかけて贅沢税もたっぷり払って、、、リンドーアなんて年俸で50億円くらいですし、ここは次元が違うなーと思います(^_^;)
それでも毎年フィリーズはちゃんと勝っているのが素晴らしい!
※2024年はプレーオフの初戦でメッツに負けちゃいました…
2024年の贅沢税は1336万ドルドル?
2024年シーズンのフィリーズ年俸総額は2億6242万ドル。
そうした場合、贅沢税を計算すると「1336万ドル」になります。
※閾値2.37億ドルに対して2542万ドルの超過。その50%。
さらに第二の閾値分まで計算して合算するとそうなります。
高額年俸の選手が揃っているので、贅沢税がゼロ円ということにはならないでしょう。
いずれにしても正式な課税額は24年オフの12月に確定します。