令和の怪物、佐々木朗希くん。
先発ローテーションを完璧にこなしているわけではないとは言え、インパクトのある圧巻の試合が多くて凄いですよね!
千葉ロッテでもそれなりに順調な年俸推移で毎年注目間違いなし。
そんな佐々木朗希選手の年俸推移と成績をわかりやすくまとめていきます!
ポイント
- 2024年は現状維持の年俸8,000万円でした!
- 25年はポスティングでメジャー挑戦が確定!でもマイナー契約しかできません。
- その場合は契約金230万ドルくらい、年俸50万ドルくらいになるでしょう。
- 千葉ロッテへの譲渡金も7、8000万円程度です( ノД`)
このページで分かること
2024年 佐々木朗希の年俸と、デビュー後の年俸推移
- 2024年の年俸:8000万円(現状維持)
- 年俸推移:1600万円➔1600万円➔3000万円➔8000万円➔8000万円
※契約金は1億円
年俸推移表(各年の投手成績も)
※NPB個人年度別成績も併せてどうぞ
西暦 | 年齢 8/25生まれ |
年俸 | 増減幅 | この年の活躍、成績など |
2019年 | 18歳 | 契約金1億円 +出来高5000万円 |
- | 千葉ロッテが4球団1位指名の中、 交渉権を得て契約へ |
2020年 | 19歳 | 1600万円 | - | 肉体強化メインで登板はなし |
2021年 | 20歳 | 1600万円 | 現状維持 | ●11試合:3勝2敗、防御率2.27、WHIP1.06 CSで楽天相手に1失点で勝利も! |
2022年 | 21歳 | 3000万円 | +1400万円 前年比214% |
●20試合:9勝4敗、防御率2.02、WHIP0.80 自己最速の164 km/hを計測! 世界新記録の13者連続奪三振&完全試合を達成 プロ新記録:17イニング連続無安打、52者連続アウト |
2023年 | 22歳 | 8000万円 | +5000万円 前年比160% |
●15試合:7勝4敗、防御率1.78、WHIP0.75 暴投12個はリーグ最多 WBC日本代表で2試合に登板 |
2024年 | 23歳 | 8000万円 | 現状維持 | ●18試合:10勝5敗、防御率2.35、WHIP1.04 |
2023年の「防御率1.78、WHIP0.75」という成績は本当に怪物ですね…
完全に無双状態です。
ただし気になるのはやっぱり投球イニング数の少なさ。
規定投球回数の143回をクリアしたことはまだありません。
球団の方針でじっくり育ててているとは言え、先発ローテーションをしっかり守った時の成績を見てみたいものです!
契約が遅くなった理由「朗希のわがままじゃない」
【ロッテ】佐々木朗希が契約更改 球団本部長は入団当時からのメジャー希望認め長期化理由も説明#佐々木朗希 #chibalotte #npb https://t.co/vEVzojoJ7y
— 日刊スポーツ (@nikkansports) January 27, 2024
春のキャンプ直前まで契約更改が終わらなかったら佐々木選手。
メジャー行きに関してごねているとかの報道もありましたが、1/27に会見も行われて無事終了。
千葉ロッテ曰く、「球団としてもその話し合いの中で、こちらにも至らぬ点とか落ち度もありましたので。決して佐々木朗希だけがワガママとかごねるとかじゃないので。」とのこと。
選手を守る感じで穏便に終わり本当に良かったです。
千葉ロッテ内では年俸11位
佐々木朗希くんの2024シーズンに向けた契約更改が終わりました!
プロ野球選手でラスト1人になり話題もありましたが、結局は現状維持の8000万円。
億超えはありませんでしたが、千葉ロッテ内では年俸ランキング11位です。
- 澤村拓一:2億円
- 益田直也:2億円
- 中村奨吾:2億円
- ペルドモ:1億8000万円
- ポランコ:1億8000万円
- 石川歩:1億5000万円
- 美馬学:1億4000万円
- 福田秀平:1億2000万円
- 荻野貴司:1億円
- 唐川侑己:1億円
- 佐々木朗希:8000万円
2025年 佐々木朗希はドジャースで決定か…MLBでの年俸について
2024年11月、ロッテがポスティングでの佐々木朗希選手のメジャー行きを容認という報道がでました。
あと2年やれば海外FA権が獲得できたんですが、その前にロッテが折れた形になったと思われます。
で、こうなると2025年シーズンのMLB行きは確定ですね。
ただ佐々木朗希くんはマイナー契約しかできませんし、年俸はどうなるのか?という疑問もわいてきます。
佐々木朗希は「25歳ルール」でマイナー契約スタート
ポスティングでMLBに挑戦する場合、年齢的な問題もあります。
というのも、25歳未満かプロ6年未満の海外選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」が存在するからです。
これって選手を出す側の球団にはめっちゃ不利ですよね…
マイナーからでも頑張って結果を出す!という気概のある選手には別に問題ないんでしょうけど…。
佐々木朗希の年俸はどうなる?50万ドルくらい
マイナー契約は確定ですが、その場合の年俸はおそらく50万ドルくらいになると思われます。
それでも日本円で8,000万円くらいでしょうか。
言うてもそれなりの額です。
※別途サインボーナスあり(3億くらい?)
※ただこれまでのNPBでの実績からしたら安いですよね(^-^;
ちなみに大谷翔平選手も「25歳ルール」でマイナー契約スタートでした。エンゼルスとのマイナー契約で年俸は54万5000ドルです。契約金は231万5000ドル。
4年目でやっと3桁となり、年俸300万ドル。この年にリーグMVPにも選ばれました。
参考:大谷翔平のこれまでの年俸と推移。日ハム、エンゼルス、ドジャース!
【約7000万円】千葉ロッテに入る譲渡金も激安
佐々木朗希くんがマイナー契約だと、必然的に千葉ロッテに入る譲渡金も激安です。
その額、試算で約7000万円。
これだと千葉ロッテ的には何の旨味もないんです。
きっと入団前の契約で「将来的なメジャー移籍」も口約束程度はあったと思います。
基本的には日本で成績残して、25歳になったらポスティングで行けるよ…くらいの内容でしょう。
でもMLBに早く行きたい佐々木朗希くんはそこまで待てなかったと…
WBCを経験し、メジャー選手からの刺激もあったんでしょう。
契約時に「MLBに早く行きたいんですけど」って佐々木側が言ったのに対して「球団としてもその時には喜んで検討しますよ(社交辞令)」的な発言をポスティング考えるって言ったじゃねぇかって揉めてる説が1番あるんじゃないと思ってる
書面で密約してるとかならそもそも揉めないし— yurrrr (@g_yurrrr) January 25, 2024
ポイント
★譲渡金の計算方法(マイナー契約の場合)
- 契約額が2500万ドル以下の場合は金額の20%
- 契約金が2500万ドル~5000万ドルの場合は、最初の2500万ドルに20%、残りの額に17.5%をかける
- さらに5000万ドルを超えたら、超過分に15%がオン
海外FA権を取得してメジャーリーガーとなった最近の日本人選手の場合、譲渡金はこんな感じです。
【2019年ドラフト】1位 佐々木朗希~5位選手の年俸推移比較
佐々木朗希くんが指名された2019年のドラフト会議。
千葉ロッテマリーンズでは、彼含め5人の選手を指名、契約に至っています。
なので佐々木朗希くんと同期入団の4名も含め、みなさんの年俸推移もまとめてみましたよ。
活躍がそのまま年俸に出る世界ですし、こういう比較も面白いと思います。
2019年ドラフト 千葉ロッテ指名選手 |
ドラフト1位 | ドラ2 | ドラ3 | ドラ4 | ドラ5 |
佐々木朗希 大船渡高校 |
佐藤都志也 東洋大学 |
髙部瑛斗 国士舘大学 |
横山陸人 専大松戸高校 |
福田光輝 法政大学 |
|
2019年 契約金 |
契約金1億円 +出来高5000万円 |
7000万円 | 6000万円 | 4000万円 | 4000万円 |
2020年 | 1600万円 | 1200万円 | 1000万円 | 560万円 | 880万円 |
2021年 | 1600万円 | 1600万円 | 1000万円 | 560万円 | 880万円 |
2022年 | 3000万円 | 2000万円 | 1000万円 | 700万円 | 810万円 |
2023年 | 8000万円 | 3100万円 | 3500万円 | 670万円 | 800万円 日ハム移籍 |
2024年 | 8000万円 | 4350万円 | 2800万円 | 1800万円 | 860万円 |
ドラ1対決!佐々木朗希 vs 宮城大弥の年俸比較
佐々木朗希くんは高校時代、そしてドラフトでめちゃくちゃ注目されていましたよね。
その後の完全試合などでも怪物ぶりを見せてくれましたが、意外にも一番の活躍だったのはオリックス・宮城大弥くんです。
この2人、キャラ的には対照的だなーと思います。
ま、どちらも凄いのは間違いないんですが、プロ入りからの年俸推移の比較もしてみました。
参考までにご覧ください。
※ちなみにですが、佐々木朗希くんはオリックスも1位指名していました。外れ1位も逃して、外れ外れ1位だったのが宮城くんです。
2人の年俸比較表
西暦 | 千葉ロッテ 佐々木朗希 |
オリックス 宮城大弥 |
2019年 | 契約金1億円 +出来高5000万円 |
契約金 8000万円 |
2020年 | 1600万円 | 770万円 |
2021年 | 1600万円 | 870万円 |
2022年 | 3000万円 | 5000万円 |
2023年 | 8000万円 | 8000万円 |
2024年 | 8000万円 | 1億6000万円 |
ということで、スタートこそ佐々木朗希くんが年俸は多め。
ですがプロ3年目で宮城くんが追い越しましたね。
※正確に言えば、プロ2年目の成績で持って評価がバク上がりした、ということです。2021年の新人王ですからね!
それに見合うだけの成績を残しているので当たり前なんですが、二人とも高卒からすぐにこれだけ稼ぐとは恐るべしです。